成人歯科健康診査
成人歯科健康診査について
渋谷区では、区内の契約歯科医療機関で「成人歯科健康診査」を実施しています。
当院は契約歯科医療機関です。事前にご連絡いただき、区より送付されました「渋谷区成人歯科健診受信票」を持参し来院してください。
渋谷区内在住で、年度の末日(3月31日)現在、20・25・30・35・40・45・50・55・60・65・70歳の方が対象です。
目的
生活習慣病である歯周病の予防と口の機能の低下予防を目的とした健診です。
むし歯も歯周病も早期発見、早期治療が大切です。
自分の歯で明るい人生が送れるよう、歯科検診を受けましょう。
検診内容
▶︎問診(生活内容や食生活などをお聞きします)
▶︎口腔内診査
- 歯の本数や歯肉の状態を検査
- むし歯やかみ合わせのチェック
- 歯石の付着状況や歯周ポケットの有無など
- 顎関節、粘膜の異常などのチェック
▶︎口腔内細菌数検査(RDテストで虫歯菌の量を測定)
▶︎総合判定(歯科医師の解説)※治療は対象外です。
▶︎受診の注意
- 受診券は渋谷区内に在住の方が使用できます。
- 電話予約のうえ、受診してください。
- 費用の自己負担はありません(無料)。
- 当日は歯科健診のみで治療は行いません。(同日の保険診療は原則禁止とされています。治療は後日改めて予約が必要となります。)
妊婦歯科健康診査
妊婦検診について
渋谷区では、区内の契約歯科医療機関で「妊婦歯科健康診査」を実施しています。 妊娠中1回受診することができます。 当院は契約歯科医療機関です。 事前にご連絡いただき、必要事項を記入した渋谷区妊婦歯科健康診査票と母子健康手帳を持参し来院してください。
妊婦検診の時期
妊娠初期には虫歯が発生しやすく、つわり中は体を倒して口を開けることも苦痛になりやすいので、妊婦歯科検診は安定期に入る直前の妊娠4ヶ月からがお勧めです。 また、治療が必要な場合には安定期が望ましく、その直前に妊婦検診を行うことによって口腔ケアの指導や治療計画をたてることができます。 検診後も効果的に保険診療へ移行、継続することができ安心です。
検診
▶︎問診(生活内容や食生活などをお聞きします)
▶︎口腔内診査
- 歯の本数や歯肉の状態を検査
- むし歯やかみ合わせのチェック
- 歯石の付着状況や歯周ポケットの有無など
- 顎関節、粘膜の異常などのチェック
▶︎保健指導
▶︎総合判定(歯科医師の解説)※治療は対象外です。
▶︎受診の注意
- 受診券は渋谷区内に在住の方が使用できます。
- 電話予約のうえ、受診してください。
- 費用の自己負担はありません(無料)。
- 当日は歯科健診のみで治療は行いません。(同日の保険診療は原則禁止とされています。治療は後日改めて予約が必要となります。)
ママになる皆様へ。歯科衛生士より
妊娠中は心と身体がとても大きく変化します。
不安やストレスを感じてしまったり、疲れやだるさに悩まされたりと、今までに無い経験をされているかと思います。
お口の中もホルモンのバランスによって変化を起こして、歯茎が腫れやすくなったり、虫歯が出来やすくなったりします。
虫歯や炎症を放置していると、出産間近では治療内容が限られてしまったり、産後は赤ちゃんのお世話で通院できなくなってしまったりと、適切な治療ができなくなってしまいます。
症状が出る前に歯科検診でお口の中をしっかりと整えて心配事のないリラックスした状態で赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
妊婦歯科検診では、その場で治療が始まるわけではありません。
治療が必要な場合には患者さまの体調や妊娠中のスケジュールに合わせて、治療計画をたてて進めていきますので、安心して検診にお越しください。
赤ちゃんのお世話はお口の中のことだけではないので大変な毎日と思います。
慌てずに済むよう出産前の穏やかな気持ちのときに、産まれてくる赤ちゃんを想って楽しみながら、歯はいつ頃から生えてくるの?何本生えてくるの?おすすめの歯ブラシは?といった疑問や歯みがきのポイントやフッ素のことなど、ママになる皆様の疑問やお悩みにお答えできたらと思います。
自身の経験談などもおりまぜながら、歯科衛生士としての知識や情報をご提供します。
妊婦検診Q&A
クリックすると質問をご覧いただけます。
- Q&A
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妊娠中に歯科治療を受けても問題はないのでしょうか?
原則として、妊娠期間中に歯科治療を受けて悪い期間というものはありません。ただし、妊娠初期はつわりがひどい場合や正常な妊娠継続に影響を及ぼす可能性があるため、治療中に応急的な対応に留める場合があります。
また、妊娠後期は仰向けで治療を受けることが困難であるため、歯科治療を受ける時期としては5〜7ヶ月の妊娠中期が最も適しているといえるでしょう。この時期であれば、虫歯の治療や歯石のクリーニングなど、一般的な歯科治療をあまり心配なくうけていただけます。
妊娠中は口腔内に限らず、全身にもさまざまな変化が起こります。産科主治医と相談しながら妊娠時期や口腔内の状況を考慮した適切な対応を行っていくことが、非常に重要です。
治療後に薬が出ると言われました。妊娠中でも薬を使用できますか?
妊娠中に100%安全な薬剤は存在しません。ですから、薬を飲まないですむのであれば、それに越したことはありません。しかし、ひどい痛みや炎症などの症状があり、それが母体や胎児に悪影響を及ぼす可能性があるのなら、薬によって適切に改善して行く必要があります。歯科治療に使われる薬は限られますが、その中でも比較的安全に服用できる薬剤を必要に応じて最小限で使用します。うがい薬や軟膏についても短期間の使用であれば問題となることはまずありません。
ただし、いままで服用した薬でアレルギー反応や下痢などの副作用があった場合は、歯科で治療を受ける前に、必ずその薬の名前と症状などを歯科医師に伝えてください。また、かかりつけの産科医との連携を行うことでより安全に投薬を検討することが可能です。
妊娠中のX線撮影に、問題はありませんか?
妊娠初期は胎児のX線に対する感受性が高いため、注意が必要です。X線画像を用いずに確実な診断、処置が行うことができれば最も良いのですが、どうしてもX線画像が必要となることもあります。
歯科におけるX線撮影は顎顔面に対しての撮影となるため、胎児に直接X線が当たることはまずありません。ですから、危険度は非常に低いといえます。また、放射線防護エプロンを着用することで撮影部以外への防護も可能です。最新のデジタルX線撮影装置は従来のX線フィルムによるものと比べて焼く1/10程度のX線量での撮影も可能となってきました。そのため、十分な説明を受けて同意を受けていただくことが前提ですが、歯科のX線撮影は妊娠初期でも安心して受けていただいてよいでしょう。
治療を行うために麻酔が必要と言われました。妊娠中でも問題ありませんか?
日常に歯科治療において、使用する局所麻酔薬は、通常使用量で比較的安全であるとされています。ただし、特に妊娠後期は酸欠乏性貧血や水欠症となりやすいため、麻酔時のストレスや緊張が引き金となって気分が悪くなることが多く、注意が必要です。なるべくリラックスした状態で、痛みの少ない麻酔を受けられるように配慮してもらいましょう。
幼児無料フッ化物塗布
区では乳歯のむし歯予防に役立てていただくため、公益社団法人渋谷区歯科医師会契約歯科医療機関で利用できる「幼児の無料フッ化物塗布券」を郵送しています。 3歳7か月に達する前日までに、区内の契約歯科医療機関にて受診しましょう。 当院は契約歯科医療機関です。
乳幼児・子どもへの効果
「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」は、歯の質が弱く虫歯になりやすいため、フッ素を塗ると予防効果を大きく期待できるとされています。 フッ素は一度塗れば効果が続くというものではありません。 1 年に3 回~4回程度、定期的に塗布することをお勧めします。 当院で使われるフッ素歯面塗布剤は、歯みがき剤の約10倍の高濃度のものです。 歯みがき剤の低濃度のフッ化物とは歯への作用の仕方が異なります。